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グーフィーさようなら

グーフィー
 

 昨日、飼い犬のグーフィーにお別れをしました。土曜の朝に息を引き取って、日曜の朝、火葬場へ向かいました。

 最近は、昔のような元気はなくなっていましたが、13歳という歳のせいかなと思っていました。それが、1月の終わり頃になると食欲が全く無くなってしまったので、いよいよ動物病院で見てもらうと、肝臓の辺りにガンがある事が分かりました。

 病院でもらったステロイドを飲んで、一時はいつも通り食いしん坊なグーフィーに戻ったのですが、顔の肉は少しずつ落ちてしまい、骨が突起した顔になってしまいました。たぶん、ご飯を食べてもガンに栄養を吸い取られてしまったんだと思います。

 沖縄撮影へ出発する2月21日の朝も前日からご飯を食べなくなってしまい、薬を飲ませる事もできないので、病院に連れて行って、注射と点滴をしてもらいました。病院から戻って部屋でうずくまるグーフィーに後ろ髪を引かれながらも、撮影があるので沖縄へ出発しました。

 沖縄滞在も残り数日となるころには「自分で動くことができなくなった」と、母からメールが届きました。毛布をかけられて、べったりとうつ伏せになるグーフィーの写真が添えられていました。遠くにいるから何もできないけど、「もうすぐ帰るから頑張って」と電話口で呼びかけて、元気になることを祈りました。

 4日(金曜)の夕方に家へ帰ると、出発前よりもさらに顔が骨張ってしまたグーフィーの姿に胸が痛くなりました。しばらく水しか口にしていなかったそうで、薬も飲めていないとのことでしたので、体を極力動かさないようにして、押し入れのスノコを担架代わりにして病院へ連れて行きました。

 体の代謝機能が衰えてしまい、水分の排出が上手くできないため、手足にむくみが出てしまっていたようです。栄養を補うための点滴はもうできませんでした。ステロイドの注射だけをしてもらい、家に連れて帰りました。

 金曜の夜は終止苦しそうな息づかいをしていました。水を与えると少し落ち着くけど、側を離れるとか細い声ですぐに泣いてしまいした。犬だから、ガンという病気のことも知らないし、モルヒネを注射してあげることもしなかったので、不安と激痛でたまらなかったんだろうと思います。

 一晩中苦しんで、土曜の朝まで頑張ったけど、9時過ぎに力つきるようにして息を引き取りました。犬としては中型だけど、それでも小さな体で、尋常ではない痛みに耐えながら、沖縄から帰ってくるまで待っててくれたのだと思います。

 グーフィーは母が知り合いから譲り受けてきた犬で、先祖を明確にできるような犬でもないし、とくに利口な犬でもありませんでした。小さい頃、初散歩くらいのときに大きな犬に顔を噛まれた経験があるので、とても臆病な性格だったし。

 猫とのにらみ合いにも負けて、自分より小さい犬に吠えられるのも苦手だった。もっと小さな、虫くらいの生き物に対しては少し強気だったかもしれない。弱った蝉をベランダでいじめている光景を、夏の終わりによく見ていた気がしますから。それでも、戦闘態勢に入ったカマキリには怯んでいました。

 臆病者で暢気なグーフィーだったけど、優しい顔と愛嬌だけはよく褒められていたんです。噂ではビーグル犬の先祖がいたらしく(といっても圧倒的に日本犬の雰囲気が強いですが)耳がたれていて、茶色い毛皮をまとっていました。目のふちには黒いアイラインが入っていて、中心に輝く瞳がとても可愛かった。

 グーフィーとは中学生という多感な時期から一緒に育ち、中学校でもめたときも、高校を辞めたときも、バイクで走り回って帰って来たときも、屈託なく出迎えてくれました。グーフィーの表情と仕草にたくさん助けられてきたのだと思います。

 最後は、ガンとの闘いで顔が変わってしまうくらい凄まじい形相で苦しんでいました。だから、息を引き取ってからのグーフィーは今までのように、とても穏やかな顔に戻った気がします。昨日、棺に入ったときも、いつものように居眠りをしている感じでした。

 不謹慎かもしれないけど最後の寝顔をカメラに収めたので、幸せな時期の写真も収めて、グーフィーの生きた記録を写真集にしてあげようと思います。

 ウノカズタカ
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